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ゲルハルト・ボッセさん(神戸市室内管弦楽団音楽監督、元ゲヴァントハウス管弦楽団コンサートマスター)死去

 ゲルハルト・ボッセさんが亡くなったそうです。90歳。ヴァイオリニストを引退後、指揮者として2000年には新日本フィルの首席客演指揮者なども務めていました。1955年から1987年の長きにわたり、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第一コンサートマスターの地位にあり、1980年には霧島国際音楽祭を創設したりしていました。奥様が日本人、亡くなられたのも大阪府高槻市ということで、日本のファンも多かったのではないでしょうか。

 私の印象に残っているのはこれらのどれでもなく、1978年にゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラを率いて来日した時の演奏会を生で聞いたことです。当時私は中学生で、親に連れられて当時住んでいた地方都市の演奏会に行きました。曲目はバッハのブランデンブルグ協奏曲全曲。ボッセさんはコンマスなので当然、第2、4、5盤ではソロパートを弾きます。音色が独特で、芯のある、低音の充実したヴィオラのようなヴァイオリン、という形容が当てはまる、深い音がしていて、特に4本の弦のうち下2本の太い艶やかな響きが印象的でした。NHK-FMで放送された時のエアチェックテープを何度も繰り返し聴きました。今ではそのカセットテープの音源はPCにダビングして、私の宝の一つになっています。

 
現代楽器による演奏のスタンダードとしても通用する演奏 

 
顔写真の入ったジャケット シューベルトの八重奏

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

The Decca Sound を聴く その26 アリシア・デ・ラローチャのグラナドスとファリャ

26枚目のCDです。

グラナドス:ゴイェスカス/同:藁人形/ファリャ:スペインの庭の夜
演奏: 指揮・・・ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ピアノ・・・アリシア・デ・ラローチャ、ロンドン交響楽団
録音: 1975年12月 - 1976年12月、キングズウェイ・ホール、ロンドン、デッカ・スタジオ、ウエスト・ハンプステッド(ゴイェスカス組曲)、1976年12月、デッカ・第3スタジオ、1983年7月、ウォルサムストウ、アセンブリー・ホール、ロンドン(ファリャ)
1グラナドスゴイェスカス組曲第1部 I.愛のことば
2グラナドスゴイェスカス組曲第1部 II.窓ごしの語らい
3グラナドスゴイェスカス組曲第1部 III.ともし火のファンダンゴ
4グラナドスゴイェスカス組曲第1部 IV.嘆き、または美女と夜うぐいす 
5グラナドスゴイェスカス組曲第2部 V.愛と死(バラード)
6グラナドスゴイェスカス組曲第2部 VI.エピローグ「幽霊のセレナード」
7グラナドスわら人形
8ファリャスペインの庭の夜ヘネラリーフェにて
9ファリャスペインの庭の夜はるかな踊り
10ファリャスペインの庭の夜コルドバの山の庭にて

 アリシア・デ・ラローチャ(1923 - 2009)はスペインのピアニスト。Deccaの看板アーティストの一人として、バッハやスカルラッティなどのバロックからモーツァルト、ベートーヴェンなどの古典派、そしてラフマニノフやグリーグに至るまだ実に幅広いレパートリーの録音を残しています。そしてグラナドスの孫弟子にあたるだけあって、グラナドスを始め、アルベニス、トゥーリナ、モンポウなどのスペイン音楽に定評があり、この国の音楽の良さを世に知らしめた功績は偉大です。

 叙情的な楽章では余韻の混ぜ合わせ方が絶妙で、長すぎない残響のおかげでペダルの絶妙な使い方が活きています。
あるときは力強く、あるときはやわらかく、変幻自在でしかも透明感を失わない響きには独特の魅力があり、またグラナドスの演奏で現れる微妙なテンポの揺れも実にツボにはまっています。

 世界中のコンクールからピアニストが大量生産される昨今では、技術的に非の打ちどころのない演奏が当たり前のようになっています。レコーディングの編集技術の進歩もあって、セッション録音で聴ける新しいCDの演奏はどれも見事なものばかり。しかし、レパートリーや解釈にどれだけ個性が出せているか、という見方からするとまだまだの演奏がも多いです。そうい状況が続く限り、スペイン音楽におけるラローチャのような味のある演奏は貴重でまだまだ第一線の演奏、というポジションを維持できると思います。

           
紙ジャケと同じデザインは見つからず。 他にもいろいろ聴きたければ

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

The Decca Sound を聴く その25 キングズカレッジ合唱団のハイドン

25枚目のCDです。これでやっと半分です。だいぶ時間がたってしまいました。もう少しペースを上げなければ。

ハイドン:ネルソン・ミサ/同:戦時のミサ/ロンドン交響楽団 アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・デイヴィッド・ウィルコックス、ジョージ・ゲスト他
録音: 1962年7月、キングズカレッジ、ケンブリッジ、1969年7月、ジョンズ・カレッジ、ケンブリッジ
1ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11キリエ
2ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11グロリア いと高きところには神に栄光
3ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11グロリア 世の罪を除きたもう主よ
4ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11グロリア あなたのみが神聖で
5ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11クレド  私は信じる、唯一の神を
6ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11クレド そして聖霊によりて処女マリアから御体を受け
7ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11クレド そして聖書に従って三日目によみがえり
8ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11サンクトゥス
9ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11ベネディクトゥス
10ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11アニュス・デイ 世の罪を除きたもう神の子羊よ
11ミサ曲第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」Hob.XXII-11アニュス・デイ 私たちに平和を与えて下さい
12ミサ曲第7番ハ長調「戦時のミサ」Hob.XXII-9キリエ
13ミサ曲第7番ハ長調「戦時のミサ」Hob.XXII-9グロリア
14ミサ曲第7番ハ長調「戦時のミサ」Hob.XXII-9クレド
15ミサ曲第7番ハ長調「戦時のミサ」Hob.XXII-9サンクトゥス
16ミサ曲第7番ハ長調「戦時のミサ」Hob.XXII-9ベネディクトゥス
17ミサ曲第7番ハ長調「戦時のミサ」Hob.XXII-9アニュス・デイ

 キングズカレッジ合唱団といえば、15世紀創立の超名門合唱団です。この団体出身の演奏家もたくさんいて、キングズシンガーズはその名の通りですが、カウンタテナーのマイケル・チャンスとか、指揮者のアンドリュー・デイヴィス、オルガンのサイモン・プレストンなどが挙げられます。

 このCDに収められている演奏はウィルコックスが指揮したもの。彼自身この合唱団の出身でもありますが、1957-1972の間は音楽監督を務めました。このウィルコックスの時代が最も実力が高かったと評価する人が多いです。確かに透き通ったハーモニーと正確なアンサンブルは申し分なしです。

 第9番と第7番では録音日時と場所が違いますが、前半に収められている第9番の録音の素晴らしさには感服しました。教会特有の長大な残響の空気感をしっかりとらえていながら、オケやソロ、合唱の各パートの輪郭は非常に明瞭。この残響の豊かさはなかなか他では聴けません。奇跡の優秀録音、といってもよいのではないでしょうか。


紙ジャケと同じデザインはみつからず。
カップリングも違いますね。 

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

グスタフ・レオンハルト逝く

チェンバロ奏者、オルガン奏者、指揮者としてバロック音楽復興を牽引してきたグスタフ・レオンハルトが亡くなったそうです。83歳。彼の残した足跡は説明不要なほどあまりに偉大です。ご冥福をお祈りします。

グラモフォン誌の記事

レオンハルトのCDで買いそびれたものがあります。3年ほど前に出た輸入盤BOXで、ちょっと躊躇していたら限定盤だったようで、新品では買えなくなってしまいました。今日みたいな日にはとりだしてきて聴いてみたいのですが、残念です。


 

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ブラームスのピアノ作品をホグウッドが新発見!

ブラームスの作品が新発見されたそうです。
グラモフォン紙の記事
20歳ごろの作品で、クリストファー・ホグウッドがアメリカの書庫から見つけたとか。2分ほどの作品で、後に書かれたホルントリオの主題につながる作品だそうです。アンドラーシュ・シフにより今月下旬に初演される予定。


初演するアンドラーシュ・シフ

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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子供の頃からクラシック音楽を聴き始めて30年になります。職業は普通の会社員です。今はもっぱら自宅でDVDやBS放送で音楽鑑賞しています。

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