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オットー・ザウターのピッコロトランペットを聴く

 トランペットはオケの花形です。R.シュトラウス、ブルックナー、マーラーなどでは、ここぞというところで格好いいパートを担当しています。コラールやファンファーレでは、たいてい和音の頂点に立っていて、いつも目立っています。でも音をはずしたときのダメージも大きいです。特に高音部の音を間違えたときなんかは、素人にだってすぐにわかってしまいます。例えばR.シュトラウスのツァラトゥストラやアルプス交響曲などはトランペットの難所だらけで、実際に演奏する奏者の方は本番ではずさないようにきっと必死に練習をしているのではないかと思います。

 しかし、トランペット奏者の方にとってもっと高音域が大変なのは、ロマン派や近代のレパートリーではなく、バロック時代の曲ではないでしょうか。多分R.シュトラウスなんかより4、5度は高い音を吹かされています。有名どころでバッハのブランデンブルグ協奏曲第2番、管弦楽組曲第3番と第4番、そしてクリスマスオラトリオ。決まるとカッコいいのですが、はずすと悲惨です。

 バッハの次に有名なのヘンデルかテレマンでしょう。特に多作で知られるテレマンにはトランペットがソロを吹く協奏曲がたくさんあります。最近、テレマンのトランペット協奏曲を集めた4枚組のCDを聴きました。廉価で知られるブリリアント・レーベルのもので、ソロは、オットー・ザウター。あまり名前が知られていないような気もしますが、素晴らしいテクニックと音色です。

 この手の曲にはピッコロトランペットが使われます。実演で観たりすると、トランペット奏者が顔を真っ赤にしながら必死の形相で演奏するような光景に良く出会います。しかしこのCDを聴くかぎりそんな風にはとても聴こえません。涼しい顔をして汗ひとつかかずに演奏しているような印象です。まあ、こういうCDは、何度も取り直して、一番いいテイクをつなげて仕上げているのでしょうから、ライブと単純に比較すべきではないとは思いますが。

 それはさておき、このザウターのトランペットの音は大変柔らかく、弦楽器の音ともよく溶け合っています。ジャケットとの写真を見るかぎり、モダン楽器を使っているようなので、そのせいなのかもしれません。トランペットの演奏経験がある方にとってはかなり無責任にとられるかもしれませんが、トランペット協奏曲なのに、手に汗にぎることなく、癒しの音楽としても好適な、不思議な魅力のあるCDだと思います。

 テレマンの協奏曲集    こんな顔の方です  達人が集まるとこんな曲も
  
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テーマ : クラシック
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