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アーノンクールのブラームスをテレビで観た(1997)

 ブラームスの交響曲第1番の終楽章、最後の方で金管楽器と弦楽器が高らかにコラールをファンファーレのように奏でるところがあります。(スコアをお持ちの方、407小節目です。)神々しく高揚する、最大の見せ場のようのところです。ほとんどの演奏ではこの手前で急ブレーキをかけて、コラールのところだけを倍くらい遅くして、朗々と演奏して、それが終わると、またテンポを戻して速くしていきます。カラヤンでもベームでも小澤征爾でもみんなそうしています。

 でもスコアには速度変化なんか何もありません。そのままのテンポで突き進むようにかいてあるのです。いったい、いつから皆こんな風に演奏するようななったのだろう、とずっと思っていました。

 1997年にテレビで放送されたアーノンクールとベルリンフィルの演奏が、珍しく、この部分を遅くしないタイプの演奏でした。一気に終結部まで突き進んでいく勢いがあって、既存の演奏とまったく違う新鮮さに感動しました。

 これを聴いて、それまでに持っていた、この曲の自分のコレクションを全部チェックしてみました。そうると、1970年代後半に演奏された岩城宏之さんとN響の演奏会のエアチェックテープに収められていた演奏が、このアーノンクールと同じようにやっているのが見つかりました。岩城さんも若い頃から私と同じ疑問を持っていたんだということだわかって、ちょっと嬉しくなりました。

 アーノンクールの演奏はには、この部分以外にも、テンポや強弱などに、聴き手の意表をつく「仕掛け」があちこちにちりばめられていました。いわゆるスタンダードな名演奏を聴き飽きた耳には大変刺激的であり、退屈せずに面白く最後まで聴くことができました。このような名曲を、肩透かしをくらったり、苦笑いしたりしながら聴くのもたまには良いものです。

全集だと値が張りますね ドイツ正統派の代表 私はこれで育ちました
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子供の頃からクラシック音楽を聴き始めて30年になります。職業は普通の会社員です。今はもっぱら自宅でDVDやBS放送で音楽鑑賞しています。

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