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オルフェウス室内管弦楽団、2度目の来日(1989)

 前の年にオーボエのホリガーと来たのが初来日だったと思います。ドイツグラモフォンからCDを出すようになって、日本でも人気が出てきたのがこの頃です。1989年の来日公演はNHKの教育テレビでも放送され、指揮者なし演奏する彼らの姿を見ることができた人も多かったのではないでしょうか。

 この時の演奏曲目は以下の通り。メンデルスゾーンの弦楽器のための協奏曲第8番、モーツァルトのクラリネット協奏曲、ブラームスのセレナード第2番、そしてアンコールにロッシーニの「絹のはしご」序曲、グリーグのホルベルグの前奏曲。その後の彼らのレパートリーの広さをミニチュア化したようなプログラムのように思えます。

 中で最も印象的だったのがメンデルスゾーン。実は、こんな曲があることを私はこのときまで知りませんでした(すっかり気に入ってしまったので、その後、この弦楽のための交響曲は別団体のCDで全曲聴きました)。精緻なアンサンブル、明確な意思が感じられるダイナミックス、自由でしなやか表情づけ、そして明るく軽快なテンポ感。このメンデルスゾーンの初期の作品の演奏にはそんなセンスが必要だと思うのですが、オルフェウスにはそれらが全部備わっているように感じられました。

 指揮者がいないと、音を合わせることを気にしすぎてテンポをあまり揺らさないようにしたり、リズムパートを強調して堅苦しい演奏になってしまうように考えがちですが、彼らはまったく逆でした。指揮者がいない分、演奏者が自由に表情をつくれるので、むしろ表現は濃厚なものになっていて、それを各自が楽しみながら演奏し、にもかかわらず不思議と20数人の音が全部ぴったりと合っている、そんな風に見えました。

 オルフェウス・プロセスなどと言われて音楽以外の分野からも注目されているようですが、やはり皆が納得するまで議論して音楽の完成度を高めていくのは、それなりに時間がかかると思います。有名になりすぎてその辺がおろそかにならないようにして、今後も活躍して欲しいと思っています。

全曲聴いてみたいです  ロッシーニもウマが合う グリーグとチャイコ弦セレ
    
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