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安永徹さんとニッポン・オクテットの来日(1988)

 安永徹さんがベルリンフィルのコンマスになったのが1983年。日本人の弦楽器奏者が本当に世界に通用するんだということを、誰も文句がつけようのない形で示した象徴的なできごとでした。

 しかし海外で活躍していた日本人は安永さんだけではありませんでした。安永さんはヨーロッパ各地で活躍する日本人を集めて1985年にニッポン・オクテットという室内楽の演奏団体を結成しました。そしてヨーロッパで実績を積んだ後、1988年に満を持して来日。その実力を日本の聴衆に披露しました。当時、海外の音楽事情なんでほとんど無知だった私は、演奏の中身に感動しただけでなく、こんなにいろんな人が海外のオケで活躍しているんだと改めて感心したことを覚えています。

 メンバーは安永徹さん、名倉淑子さん(Vn)、深井碩章さん(Va)、山下泰資さん(Vc)、河原泰則(Cb)さん、鈴木豊人(Cl)さん、小山昭雄さん(Fg)、猶井正幸さん(Hrn)、小森谷泉さん(pf)。曲目はブラームスのピアノ五重奏曲とベートーヴェンの七重奏曲。名曲プログラムで真っ向勝負という選曲でした。

 この演奏、まず非常にレベルの高いアンサンブルの精度に驚きました。ブラームスなんかは各パートに分かれた音符の複雑な組み合わせが音程タイミングとも完璧に合ったときにのみ聞こえてくる、構造の美といったようなものが曲中のいたるところで感じられまし、音符の一つたりともいい加減には弾かないぞというようなこだわりと自負が、聴き手にビシビシと伝わってきました。

 また、安永さんの音は、聴いている方が頼もしくなるような強く逞しい音でした。演奏する姿は、ボウイングなんかも元から先まで神経が通っていて、徹底的に考え抜かれた末にこの弾き方しかありえない、というような、自信に満ちていて、かつ威厳さえ感じられる堂々としたものでした。そうか、ベルリンフィルの一番前に座るということは、これくらい凄くないとだめなんだな、と当時の私は妙に納得してしまったのでした。

ベルリンフィルでの勇姿  ソロでベートーヴェン  コンチェルトもあります  
 
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