スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鮫島有美子さんの日本の歌が大ヒット(1987)

 LPとCDの売り上げが逆転し、いよいよバブルへ向かってまっしぐら、という1987年。マーラーブームとオペラブームも重なって、海外の演奏家が怒涛のように押し寄せて来ました(ちなみにポピュラー界ではM.ジャクソンとマドンナが来日)。ついに東京は世界中の音楽が何でも聴けるところになった、と日本人はみな有頂天になっていたのがこの頃です。

 前の年にサントリーホールもオープンし、海外オケを迎える体制もできました。マーラーをやれば客が集まるとばかりに、有名どころが続々と来日。シノーポリ&フィルはーモニアの「復活」、インバル&フランクフルトの5番、ベルティーニ&N響の3番、ラトル&バーミンガムやシノーポリ&ワールドオケの「巨人」・・・。アバドはウィーンフィルを率いてベートーヴェンの交響曲全曲チクルス、そのほかスヴェトラーノフ&ソビエト国立響、ジョルダン&スイス・ロマンド、テイト&イギリス室内管、そして岩城&メルボルン。

 オペラも。ベルリンドイツオペラのワーグナーによる「指輪」4部作の日本初の通し上演やベルリン国立歌劇場の「マイスタージンガー」「サロメ」など。

 ソリストだって、バレンボイムは東京でベートーヴェンのソナ全曲チクルスですし、アルバンベルク四重奏団、クレーメル&アルゲリッチ、15歳のキーシンレーピン五嶋みどり、スターン、アックス、ヨー・ヨー・マ、パールマン、マリオ・ブルネロ、アファナシェフ、アラウ、ルプー、内田光子、キリ・テ・カナワ、ベルゴンツィ、F.ディースカウ、バロックはクイケン、コープマンなどなど・・・・・。

 こんな年に大ヒットしたのが鮫島有美子さんの日本の歌でした。もちろんピアノは夫のヘルムート・ドイチュさん。真っ直ぐで澄み切った声。そして日本語はこんなにすばらしかったのかと思わせるような、美しいひらがなの発音で、しっとりと歌われる鮫島さんの声を聴いた聴衆は、小学校で歌ったなじみの名曲の数々が決してシューベルトの歌曲にも劣らない高い芸術性を持っていることに気づいたのでした。

 脂ぎった高カロリーのディナーをたらふく食べた後、デザートとして何の味付けもしていない新鮮な果実を一切れ口にしたときに極上の美味しさを感じることがあります。マーラーやワーグナーの音楽を消化不良になりそうなくらいさんざん聴いた日本人の耳が、鮫島さんの歌に癒されたのは、これに似たようなものかも知れないと思っています。

 お求めやすい価格で  「千の風」など新しいのも 鮫島さんといえば夕鶴
   

スポンサーサイト

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

カウンター
ブログ内検索
プロフィール

かるべりゅういち

Author:かるべりゅういち
子供の頃からクラシック音楽を聴き始めて30年になります。職業は普通の会社員です。今はもっぱら自宅でDVDやBS放送で音楽鑑賞しています。

少しでも多くの方に読んでいただけるように、いくつかのブログランキングに参加しております。
もしよろしければ、一日一クリックをお願いいたします。

にほんブログ村ランキング
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ

にほんブログ村 クラシックブログへ

にほんブログ村


音楽ブログランキング

人気ブログランキングへ

最近の記事
CD・DVDの検索


HMVジャパン
↓こちらは英字入力のみ






Shop.TOL
by TSUTAYA online




Sony Music Shop
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブログランキング

FC2ブログランキング

Amazonライブリンク


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。