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The Decca Sound を聴く その16 デュトワのラヴェル管弦楽曲集

16枚目のCDです。

ラヴェル: 管弦楽曲集
演奏: 指揮・・・シャルル・デュトワ、モントリオール交響楽団
録音: 1981年7月(ボレロ)、1983年5月(ボレロ以外)、聖ユスターシュ教会、モントリオール

1バレエ音楽「マ・メール・ロワ」前奏曲
2バレエ音楽「マ・メール・ロワ」第1場 紡車の踊りと情景
3バレエ音楽「マ・メール・ロワ」第2場 眠れる森の美女のパヴァーヌ
4バレエ音楽「マ・メール・ロワ」第3場 美女と野獣の対話
5バレエ音楽「マ・メール・ロワ」第4場 親指小僧
6バレエ音楽「マ・メール・ロワ」第5場 パゴダの女王レドロネット - 終曲 妖精の園
7亡き王女のための
8組曲「クープランの墓」前奏曲
9組曲「クープランの墓」フォルラーヌ
10組曲「クープランの墓」メヌエット
11組曲「クープランの墓」リゴードン
12優雅で感傷的なワルツ1. 中庸の速さで、2. 十分ゆるやかに 
13優雅で感傷的なワルツ3. 中庸の速さで、4. 十分に生き生きと
14優雅で感傷的なワルツ5. ほとんどゆるやかに、6. 十分活発に 
15優雅で感傷的なワルツ7. 活発さを感じて、8. エピローグ
16ボレロ

 シャルル・デュトワ(1936 - )がDeccaレーベルに華々しくデビューしたのは、1980年録音の「ダフニスとクロエ」でした。アンセルメの後継者で、フランス、ラテン系のレパートリーを任せられる指揮者を探していたDeccaが抜擢したのが、デュトワだった訳です。彼は1977年にモントリオール交響楽団の指揮者となったのですが、このカナダのオーケストラを世界一フランス的とも呼ばれる一流のオーケストラに育て上げました。メンバーの交代などの大胆な改革も行った、とどこかで読んだ記憶があります。スイス生まれで、アンセルメやミュンシュの薫陶をうけ、自らオーケストラのヴィオラ奏者としての経験も豊富だったデュトワの才能が一躍世界的に認められたが1980年代の丁度このCDの録音のころでした。

 その後ドビュッシー、ラヴェル、ショーソン、ベルリオーズといったフランス物、ファリャやアルベニスなどのスペイン物、ストラヴィンスキーやレスピーギといった非独墺系の音楽の担当としてDeccaの看板指揮者の一人としてキャリアを築いていきます。私が当時気に入って買ったLPはレスピーギのローマ三部作。LPレコードで「松」「祭り」「噴水」の順だったので、「祭り」の途中で盤面を裏返さなければならなかったのをよく覚えています。

 デュトワの一連の録音が出てくる前のフランスもの定盤といえばクリュイタンスやマルティノンなどでした。ただ、いくら素晴らしいからといってデジタル時代になってもこれらの名盤をいつまでも拠り所にしてよいものか、と思っていたころに、これらの録音が出てきたというタイミングの良さも、ヒットの理由のひとつではないかと思っています。

 マ・メール・ロワでの木管とホルンが混ざったまったりとした音色や、ゴツゴツしたところがなく、ふわっとした弦楽器の響きはこの演奏の魅力の一つです。クープランの墓の冒頭なんかでは、かなり快速でとばしならが進んで行くのですが
それでも破綻なく余裕すら感じさせるアンサンブル能力も聴きどころ。最後に、オケの色彩感やダイナミックな高揚感を楽しめる「ボレロ」がボーナストラックとして収録されているのも心憎い配慮といえます。

 録音についてはシカゴ交響楽団はデトロイト交響楽団などでの音づくりとはだいぶ違っている印象を受けます。フランスらしい響きとは何か、というようなこだわりを感じるのは私だけでしょうか。フルートとホルンとクラリネットの音色がうまく溶け合うようにするにはどういう音の捉え方をしたらよいか、というようなことを考えならが録音したかと思えるほど音色や色彩感のまとまりが素晴らしいかと思えば、一方でトラック2などでは弦楽器が一斉にコルレーニョ(弓の木の部分で弦を叩く奏法)で演奏するところなどでは、ハッとするほどリアルは空気感が感じられたりします。オーケストラの特徴的な音色に、録音スタッフのコンセプトがうまく合致した優秀録音だと思います。

    
紙ジャケのデザインはこれ。 昔買ったLPがこれ
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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