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The Decca Sound を聴く その9 ボスコフスキー、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート1979

9枚目のCDです。

ウィーンフィル ニューイヤー・コンサート1979
演奏: ウィリー・ボスコフスキー、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
録音: 1979年1月、ムジークフェラインザール、ウィーン

1ヨハン・シュトラウス I世ワルツ「ローレライ-ラインの調べ」 Op.154
2ヨハン・シュトラウス II世ポルカ「お気に召すまま」 Op.372
3エドゥワルト・シュトラウスポルカ「ブレーキをかけずに」 Op.238
4ヨハン・シュトラウス II世ワルツ「酒・女・歌」 Op.333
5ヨゼフ・シュトラウスポルカ「モダンな女(開放された女)」 Op.282
6ツィーラーワルツ「ヘラインシュパルツィート(いらっしゃませ)」 Op.518
7スッペ喜歌劇「美しいガラテア」序曲
8ヨハン・シュトラウス II世ワルツ「我が家で」 Op.361
9ヨゼフ・シュトラウスポルカ「風車」 Op.57
10ヨハン・シュトラウス II世チックタック・ポルカ Op.365(喜歌劇「こうもり」より)
11ヨハン・シュトラウス II世ピチカート・ポルカ(弟ヨーゼフとの合作)
12ヨゼフ・シュトラウスポルカ「ルドルフスハイムの人々」 Op.152
13ヨハン・シュトラウス II世ポルカ「狩」 Op.373
14ヨハン・シュトラウス II世ポルカ「浮気心」 Op.319
15ヨハン・シュトラウス II世ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
16ヨハン・シュトラウス I世ラデツキー行進曲 Op.228

 このLPが発売された時のことを私ははっきり覚えています。1979年の春ごろのレコード芸術紙にセンセーショナルな形でDecca初のデジタルレコーディングとして発売されたからです。他のメジャー系のレコード会社からデジタル録音の話が聴こえてくる中、Deccaがいつごろデジタル録音に切り替えるかは興味津津でしが、詳細はベールに包まれており、そんな中この演奏が発売されたことでDeccaのデジタル時代の幕開けが宣言されたわけです。

 ライナーノーツに少し詳しい話が載っています。Deccaとして最初に「発売」されたのはこの演奏ですが、最初に「録音」されたのはアシュケナージによるモーツァルトのピアノ協奏曲でした。1978年6月、ロンドンで密かに録音された、と書かれています。そして、その年12月5日、ウィーンに持ち込まれたデジタル録音機材は、まずソフィエンザールで、ドホナーニ指揮によるウィーンフィルの演奏でメンデルスゾーンの「イタリア」の録音に使用されました。そして満を持して、という感じでムジークフェラインザールに乗り込んだというわけです。録音の良さを売りにしていたDeccaにしてみれば失敗するわけにはいかなかった、ということと、デジタル化でやや遅れをとろうとしてたことから、センセーショナルなデジタルデビューを果たしたい、という思いがあったのではないでしょうか。

 初発売は豪華な2枚組のLPの装丁で、コンサートの全曲が収録されていました。このCDでは、その中からワルツ「天体の音楽」だけが除かれています。1枚のCDに収めるためにはやむを得なかったのでしょう。ポルカ「狩り」はその場で続けてアンコールが演奏されましたが、それはちゃんと入っています。

 当時、一聴したまず驚いたのが音のリアルさでした。ソフィエンザールとムジークフェラインザールの違いなのか、アナログ録音とデジタル録音の違いなのかにわかに判断できませんでしたが、最初に会場に沸き起こる拍手の臨場感が生々しく、ウィーンフィルの音も、残響音が以外と控えめで楽器からの直接音を多く取り込んだオンマイクてきな音づくりに驚いたことを今でもよく覚えています。

 このCDは歴史的にいろんな意味があります。クレメンス・クラウスが亡くなった後、オケの団員の中なら立ち上がって指揮台に立ち、以後長年にわたってニューイヤーの伝統を引き継いできたウィリー・ボスコフスキーの25周年、しかもこのコンサートで引退し、次の年から続くマゼールの時代、さらにはその後のスター指揮者による輪番制へ転換点となった演奏会でもありました。NHKが録画ではなく生中継で放送を始めたのが1980年、Deccaがポリグラムに買収されたのも1980年。そしてアナログから、デジタルへ。Decca Sound の50枚の1枚にふさわしい名盤だと思います。

   
紙ジャケのデザインはこれ
(微妙に違う気もしますが)
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