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全盛期のスメタナ四重奏団、来日(1980)

 ベートーヴェン、スメタナ、ヤナーチェクなどのレパートリーで絶大な人気を博していたのが1970~80年代でした。特に1980年にはベートーヴェンのシリーズが新譜として次々とリリースされ、また来日して演奏会を各地で開いて、そのライブ盤も発売されました。来日は何度もありましたが、このころが絶頂期だったのではないでしょうか。

 もちろん演奏は超一流で、特にチェコものの解釈はダントツにすばらしく、あまり他の演奏を聴く気にならないほどでした。それにも増して私が凄いと思ったのは、主要なレパートリーを暗譜で弾いてしまうことでした。こんなリスクの高いことをやる団体はほかにはないでしょう。

 弦楽四重奏の演奏者にはソリストとは違った苦労があるはずです。単に音を間違えずに出すだけではなく、音程、タイミング、音質、アーティキュレーションの隅々まで、一人一人が完璧を目指してこそ、高いレベルが維持されるわけで、これらを少しでも狂わせてしまうと、個人ではなく四人全員の演奏レベルに重大な影響を与えてしまいます。人間の集中力や注意力には限界がありますので、これらの力の幾分かでも暗譜で弾くことにとられてしまうことは、やはりどう考えても不利だと考えてしまいます。

 きっと彼らはそんな凡人の心配するレベルを遥かに超越したところで勝負していたのでしょうけれど、「演奏者の意識をアンサンブルと音楽そのものに集中する」「譜面へ視線を向ける必要がなくなるので自由なアイコンタクトが可能になる」などのメリットを信じて、あえてこのやり方を実行する強い信念には畏敬の念を感じます。

 レコードやCDのジャケットには彼らが誇らしげに堂々と暗譜で演奏する写真が良く使われています。まさに圧巻です(聴衆の勝手な都合をいえば、譜面台が邪魔にならず演奏者の様子が良く見えるのでありがたいです)。

1980年の日本ライブ  これぞ十八番暗譜の勇姿 ベートーヴェンの後期
  
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