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エマーソン弦楽四重奏団のチェロ奏者が交代!

 ドイツ・グラモフォンレーベルの看板アーティストであるエマーソン弦楽四重奏団。1976年からチェロ奏者を務めてきたデイヴィッド・フィンケル(60)がこのたび、ポール・ワトキンス(42)に交代するそうです。

 グラモフォンの記事

 彼らが有名になったのはグラモフォンレーベルと契約してからだと思います。そのころからメンバーが変わっていないので、創立当初以来のメンバー交代かと思ったら、実は1976の創立間もないころにヴィオラとチェロが交代しているようです。

 とはいえ、約30年慣れ親しんできた、なじみの顔ぶれの一人が変わるわけですから、彼らの演奏様式がこれからどいうふうに変化するか楽しみです。

   
最新盤プロシア王セット  バルトーク          メンデルスゾーン   チャイコとボロディン 
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テーマ : チェロ
ジャンル : 音楽

The Decca Sound を聴く その29 ペーター・マークのメンデルスゾーン

29枚目のCDです。

メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」、「真夏の夜の夢」序曲と付随音楽
演奏: 指揮・・・ペーター・マーク、ソプラノ・・・ジェニファー・ヴィヴィアン、マリオン・ロウ、ロンドン交響楽団、コヴェントガーデン王立歌劇場女声合唱団
録音: 1960年4月(交響曲)、1957年2月(夏の夜の夢)、キングズウェイホール、ロンドン

1交響曲第3番 イ短調 Op.56 「スコットランド」第1楽章 アンダンテ・コン・モート - アレグロ・ウン・ポコ・アジタート - アッサイ・アニマート
2交響曲第3番 イ短調 Op.56 「スコットランド」第2楽章 ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ
3交響曲第3番 イ短調 Op.56 「スコットランド」第3楽章 アダージョ
4交響曲第3番 イ短調 Op.56 「スコットランド」第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチシモ - アレグロ・マエストーソ・アッサイ
5序曲「真夏の夜の夢」Op.21
6劇付随音楽「夏の夜の夢」Op.61第1曲 スケルツォ
7劇付随音楽「夏の夜の夢」Op.61第3曲 歌と合唱「舌先裂けたまだら蛇」
8劇付随音楽「夏の夜の夢」Op.61第5曲 間奏曲
9劇付随音楽「夏の夜の夢」Op.61第7曲 夜想曲
10劇付随音楽「夏の夜の夢」Op.61第9曲 結婚行進曲
11劇付随音楽「夏の夜の夢」Op.61第11曲 ベルガマスク舞曲
12劇付随音楽「夏の夜の夢」Op.61第12曲 終曲

 ペーター・マーク(1919 - 2001)はスイス出身の指揮者。90年代は都響を振っていたので、日本での知名度もそれなりにあるのですが、このCDに入っている演奏は、マークといえば「スコットランド」、「スコットランド」といえばマーク、といえるくらい有名な名盤です。

 弦の刻みが大変克明で16分音符の一つ一つがきちんと分離して聴こえてきて、スコアの隅々まで見通せるようにきちんと整理された、折り目正しい楷書書きの演奏です。Deccaサウンドの特徴もその演奏スタイルにマッチしています。弓が弦に当たる音が耳元で聴こえてきそうな直接音重視の音づくりは、音楽の緊張感や格調を高める方向にうまく作用しています。夏の夜の夢なんかもメルヘンの世界、というより現実の世界、つまり今、そこで楽器が鳴っているようなリアリティがあります。

 メンデルスゾーンの交響曲といえば、以前はカラヤンとベルリンフィルの演奏をよく聴いていました。レガート重視の美しさを追求した流線形を思わせるカラヤンの演奏も名盤として名高いですが、マークのアプローチと対照的で両者は全く違う曲のように聴こえて、興味深いです。

 そういえば、マークにはマドリッド響とのメンデルスゾーンの交響曲全集もあります。基本コンセプトは似ていますが、こちらの方がやや穏やかで角が取れていてて、こちらの方が一般受けするかもしれません。

   
紙ジャケのデザインはこれ  マドリッド響との全集

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

The Decca Sound を聴く その28 ラドゥ・ルプーの弾くベートーヴェン

28枚目のCDです。

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」、第8番「悲愴」、第21番「ワルトシュタイン」、創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80
演奏: ピアノ・・・ラドゥ・ルプー
録音: 1972年6月、デッカ・第3スタジオ、ウエスト・ハンプステッド、ロンドン(ソナタ)、1970年11月、キングズウェイホール、ロンドン(変奏曲)

1ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第1楽章 アダージョ・ソステヌート
2ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第2楽章 アレグレット
3ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第3楽章 プレスト・アジタート
4ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第1楽章 グラーヴェ - アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ
5ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第2楽章 アダージョ・カンタービレ
6ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第3楽章 ロンド・アレグロ
7ピアノソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
8ピアノソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」第2楽章 アダージョ・モルト
9ピアノソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」第3楽章 アレグレット・モデラート - プレスティッシモ
10創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80

 ラドゥ・ルプー(1945 - )はルーマニア出身のピアニスト。彼もアシュケナージ、ラローチャなどと並んでDeccaの看板アーティストの一人といえるでしょう。最近の録音がないな、と思っていたら、1993以レコーディング活動を拒否しているんですね。

 叙情派、リリシストなどとよく形容されるルプーの1枚として、ベートーヴェンが選ばれています。シューベルトやシューマンでもよかったのでは、とも思いますが、敢えてベートーヴェンを聴いてみることで、彼の特質をより明確に知ることができるかもしれません。ベートーヴェンのソナタ、というと、堅牢なバックハウス、知的なグルダ、強靭なギレリスなど、数多くの名盤と比較ができるわけですから。

 「悲愴」の第1楽章冒頭、強烈で目の覚めるような打鍵で劇的な表現を期待していると、見事に裏切られます。しっかりとした意思は感じさせつつ、力任せではなく、そっと語りかけるようなフォルテ、というのが彼の特徴の一つだと思います。同じルーマニア出身のチェリビダッケの指揮するベートーヴェンの交響曲もそういうところがあって、何か共通点があるような気がします。単なる偶然かもしれませんが。

   
紙ジャケのデザイン    代表的録音の一つ   シューベルトの即興曲 シューマンの子供の情景など

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

The Decca Sound を聴く その27 ウテ・レンパーが歌う ベルリン・カバレット歌曲集

27枚目のCDです。

ベルリン・カバレット歌曲集
演奏: ボーカル・・・ウテ・レンパー、マトリックス・アンサンブル、ロバート・ツィーグラー、ピアノ・・・ジェフ・コーエン
録音:1996年1月、2月、CTS第2スタジオ、ロンドン

1ダマしの世界
2セックス・アピール
3ペーター,ペーター,戻ってきて!
4ハイ・ソサエティーの歌
5女の親友同志
6私は娼婦(ヴァンプ)
7青色の時
8脱ぎな,ペトロネラ!
9男どもを追い出せ!
10過去の男
11…と仮定して
12私は誰のものなの
13むらさきの歌
14男性的-女性的
15今日は暴虐のタメランになりたい気分
16小さなあこがれ
17みんな子供にかえろう!
18ほら男爵

 ウテ・レンパー(1963 - )はドイツのシャンソン歌手。このCDはクラシックではありません。なぜこのBOXに入ったのか?Deccaには他にもバックハウスとかグルダとか、偉大な演奏家もいるではないか?などと考えながら英語のブックレットを読んでいたら、理由がわかってきました。

 Deccaの偉業のひとつに、ドイツのいわゆる「退廃音楽(Entartete Musik)」をシリーズ化した一連の録音があります。ナチス・ドイツによって弾圧されたり、禁じられたりていた音楽に光を当てたもので、作曲家としては、ゴルトシュミット、ハース、ウルマン、コルンゴルド、シュレーマー、ツェムリンスキー、クラーサ、ウォルベ、などの作品、演奏家は指揮者のローター・ツァグロゼクらが中心となり、シャイーやラトル、デュトワ、ヨー・ヨー・マ、ザビーネ・マイヤーなども起用されています。廃盤になってしまっているものも多い中、この1枚が代表として50枚のボックスに選ばれた、ということなのだと思います。

 抑圧されればされるほど発散や快楽を求める人間のサガが、キャバレーソングという形で色濃く表出された、という感じの曲と演奏です。ドイツ語の歌詞をリアルタイムで理解する力は私にはありませんが、タイトルを見ただけで刺激的な内容であることはわかります。レンパーはあるときは自由奔放、かと思えば、呟いたり、酔っぱらったように歌ったり、艶かしかったり、悲しそうに歌ったり、自由自在の演出力で当時の雰囲気(本当のことは知る由もありませんが)を彷彿させる一枚、といってよいでしょう。

   
紙ジャケのデザイン         ヴァイルの歌曲集(2枚とも)          レンパーのベスト盤

 
DVDもあります      これも(リージョン1ですが)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ゲルハルト・ボッセさん(神戸市室内管弦楽団音楽監督、元ゲヴァントハウス管弦楽団コンサートマスター)死去

 ゲルハルト・ボッセさんが亡くなったそうです。90歳。ヴァイオリニストを引退後、指揮者として2000年には新日本フィルの首席客演指揮者なども務めていました。1955年から1987年の長きにわたり、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第一コンサートマスターの地位にあり、1980年には霧島国際音楽祭を創設したりしていました。奥様が日本人、亡くなられたのも大阪府高槻市ということで、日本のファンも多かったのではないでしょうか。

 私の印象に残っているのはこれらのどれでもなく、1978年にゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラを率いて来日した時の演奏会を生で聞いたことです。当時私は中学生で、親に連れられて当時住んでいた地方都市の演奏会に行きました。曲目はバッハのブランデンブルグ協奏曲全曲。ボッセさんはコンマスなので当然、第2、4、5盤ではソロパートを弾きます。音色が独特で、芯のある、低音の充実したヴィオラのようなヴァイオリン、という形容が当てはまる、深い音がしていて、特に4本の弦のうち下2本の太い艶やかな響きが印象的でした。NHK-FMで放送された時のエアチェックテープを何度も繰り返し聴きました。今ではそのカセットテープの音源はPCにダビングして、私の宝の一つになっています。

 
現代楽器による演奏のスタンダードとしても通用する演奏 

 
顔写真の入ったジャケット シューベルトの八重奏

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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子供の頃からクラシック音楽を聴き始めて30年になります。職業は普通の会社員です。今はもっぱら自宅でDVDやBS放送で音楽鑑賞しています。

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