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激安CDでモーツァルトのオペラを聴く フリッチャイの魔笛

 10枚組みの最後は「魔笛」です。このフリッチャイの録音はモノラルで、歌と語りを別々の人がやっていることなどを残念がる声も多いですが、やはり名盤として語り継がれているもので、あらためて説明の必要がないほどです。「フリッチャイ」「魔笛」で検索するとたくさんの記事が出てきます。

 これまでに紹介した「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」の名盤があわせて2000円以下で買えてしまう、というのは、何度も書きますが、凄い世の中になったものです。激安、ということではこのほかにもいろいろなCDが出ています。これからも少しずつ取り上げて行きたいと思っています。

  お買い得の10枚組    こちらは正規盤   DVDではこんなのも
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

激安CDでモーツァルトのオペラを聴く クリップスのドン・ジョヴァンニ

 先日に引き続き10枚組のモーツァルト・オペラシリーズです。3つめはドン・ジョヴァンニ。指揮はクリップス、オケはウィーンフィル。チェーザレ・シエピがドン・ジョヴァンニ、レポレルロはフェルナンド・コレナ、ドンナ・アンナはシュザンヌ・ダンコ、ドンナ・エルヴィラはリーザ・デラ・カーザ、ツェルリーナはヒルデ・ギューデン、マゼットはワルター・ベリー、騎士長はクルト・ベーメ、ドン・オッターヴィオはアントン・デル・モータ。

 これも、すでに語りつくされた名演奏。当時最高のキャストと言われている布陣です。そのなかでもやはり、シエピのドン・ジョヴァンニには感服しました。全体的な演奏スタイルは、当然時代を感じさせるものですが、当時の完成形はこれだったのだと思います。

 前回、前々回に取り上げたのも含めて、これらの録音はモーツァルトの生誕200年にあわせて作られたものです。演奏者、録音スタッフがともに誠意をもって作り上げた録音という感じがします。この演奏を後世に残すんだ、というような覇気が感じられるように思うのはわたしだけでしょうか。

  お買い得の10枚組 こちらはデッカの正規盤 こちらもシエピが歌っている
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

激安CDでモーツァルトのオペラを聴く E.クライバーのフィガロの結婚

 先日に引き続き、モーツァルトのオペラ10枚組みから。今日はエーリッヒ・クライバー指揮のフィガロの結婚です。これも大変懐かしいものです。私の若い頃はフィガロの結婚といえば、ベーム盤か、このクライバー盤を聴くのが常道とされていました。

 シエピ、ギューデン、デラ・カーサといった当時のスター達がそろっていて、ウィーンフィルの演奏もよいです。歌い方、オケの演奏法など、随所に古き良き時代の香りが漂っていて、歴史的にも貴重な録音だと思います。最新の古楽器奏法で楽しむのもよいのですが、これはこれで私は十分楽しめます。

 1955年の録音ですが、ステレオ録音です。音質にはなかなか気合いが入っていて、当時にしては驚異的に良い録音だと思います。特に歌手の声は大変良く録れています。オケの音は独特で、はヴァイオリンがオンマイク気味で、ややきつめの音質なのですが、その反面、大変クリアでアーティキュレーションが明瞭に判ります。また、低弦はずっしりして重厚感があります。

  お買い得の10枚組 こちらはデッカの正規盤 往年の名盤といえばこれ
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

激安CDでモーツァルトのオペラを聴く ベームのコシ・ファン・トゥッテ

 昨日紹介した、モーツァルトのオペラのCDを聴いています。本日はベームのコシ・ファン・トゥッテ。1955年のステレオ録音です。昔LPで聴いたものなので大変に懐かしく、中年おやじにとっては感涙ものです。

 昔の録音で聴くモーツァルトのオペラは、なんと上品で美しいのだろうと思ってしまいました。今、流行している古楽器のものとは対極にある演奏です。オケも歌唱もレガートで刺激なところがなく、磨かれた艶やかさがあります。今聴くとこういうのがかえって新鮮に聴こえて、どんどん惹きこまれてしまいました。デラ・カーサをはじめとする独唱陣の素晴らしさはすでに語りつくさたもので、まさに絶品。

 それにも増して驚くのがオケの巧さ。ウィーンフィルですから巧いのは当たり前なのですが、一糸乱れぬアンサンブルと繊細さ。そして弦楽器のメンバーが歌と一緒に呼吸しながら弾いています。

激安モーツァルト10枚組 こちらはベームの再録  ベームはこちらもあります
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

まだまだある、激安CDボックスの魅力

 昨日までずっとDHMの50枚組みCDのことを書いていました。一日一枚ずつ聴いても、2ヶ月近くかかります。ブログに書こうと思い立ったおかげで最後まで聴くことができました。ずっと他の事が書けなかった一方、何を書こうかと考えなくても良かった50日間でした。自分にとっても貴重な体験だったと思います。

 しかし、こういうセットが5000円代で買えたわけですから、驚きです。1枚100円ちょっとですから、激安CDといっても、ここまで安いことはめったにないでしょう。

 これに懲りず、というか関係なくというか、最近また激安CDを買っています。以前取り上げたバイロイトの33枚組みは買いました。一枚あたり250円程度。DHMに較べて、2倍以上ですが、十分安いです。これはベームの指輪のLPを処分するために買ったようなものです。例によって対訳がないのですが、LPには対訳がついていましたので大丈夫です。

 このように、LPを捨てるためにCDで買いなおしたものがいくつかあります。その中の一つが、モーツァルトのオペラ集。10枚組で、ダ・ポンテ三部作(コシ・ファン・トゥッテ、フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ)と魔笛が入っています。コシはベーム/ウィーンフィル(1955)、フィガロはE.クライバー/ウィーンフィル(1955)、ドン・ジョヴァンニはクリップス/ウィーンフィル(1955)、魔笛はフリッチャイ/RIAS響(1954)です。これが2000円以下です。著作権が切れている音源だと思いますが、オールドファンには誠にありがたいCDです。

 まだ間に合います。   バイロイト33枚組   モーツァルト10枚組
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テーマ : クラシック
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ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その50

ゼレンカとピゼンデルの器楽曲が収録された、50枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

ゼレンカ ヒポコンドリア イ長調 ZWV187
ピゼンデル 協奏曲ニ長調
ゼレンカ 協奏曲ト短調 ZWV186
ピゼンデル ソナタ ハ短調
ゼレンカ シンフォニア イ短調 ZWV189

ヴァイオリンと指揮・・・ゴットフリート・フォン・ゴルツ
フライブルク・バロック・オーケストラ

 ヴァイオリンの名手として知られる、ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755)]と、昨日に引き続いて、ゼレンカの曲を交互に収録したCDです。

 ピゼンデルの協奏曲、最初にソロ・ヴァイオリンが出てくるところは、いきなりカデンツァで始まります。実に刺激的で、悪魔的にすら感じます。その後のソロパートも自在かつ奔放で、華麗なテクニックが披露できるようになっており、見せ場としては十分。自身が名手であったことがうなずけるような曲です。

 ゼレンカの曲は、昨日の曲よりもさらに刺激的です。たとえば協奏曲の進行の意外性のある展開はは、バッハやテレマンにはない独特なもので、はまると病みつきになるような不思議な魅力があります。何拍子の曲だか一瞬判らなくなるような前衛性があって、きっと、作曲当時は相当斬新に聴こえたのではないかと思ってしまいます。

 最後の曲は8声のシンフォニアという曲なのですが、この第4楽章はすごく面白かったです。前半は穏やかな感じで、チェロやファゴットのなごやかなやり取りが大変叙情的です。ところが後半は一変して、怒涛のように音楽が突進していきます。チェロ、ファゴットに加えて、ヴァイオリン、オーボエも、ソロ楽器として入ってきて、それぞれが競い合って入れ替わり立ち代り腕前を披露するような展開になって、大変エキサイティングです。

  当録音の単売      ピゼンデルの作品  5枚組みのゼレンカ作品集
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テーマ : クラシック
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ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その49

ゼレンカの宗教曲が収録された、49枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

ゼレンカ

「神の御子のミサ曲」 ZWV.20
「聖母マリアのためのリタニア」 ZWV.152

ソプラノ・・・ナンシー・アージェンタ
カウンター・テナー・・・マイケル・チャンス
テノール・・・クリストフ・プレガルディエン
バス・・・ゴードン・ジョーンズ

指揮・・・フリーダー・ベルニウス
シュトゥットガルト室内合唱団
ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ

 「Z」で始まる作曲家は少ないです。私がパッと思いつくところでは、ウィンナ・ワルツの作曲家、ツィーラー(Carl Michael Ziehrer)、現代音楽の作曲家、ツィンマーマン(Bernd Alois Zimmermann)、ツェムリンスキー(Alexander von Zemlinsky)といったところでしょうか。

 そして、このゼレンカ(Jan Dismas Zelenka, 1679-1745)です。テレマンの「忠実の音楽の師」にも出てくるこの作曲家は、対位法の大家として知られ、ボヘミアのバッハ、とも呼ばれていました。

 確かに合唱パートの和音の移っていく様子をなんかなんかを聴いていると、なかなか凝っていて味わい深いです。例えば13トラックなんかは、ぐるぐると転調の螺旋階段を昇りながら、どこで終わるか判らないような、前衛的とも思える展開で、曲が進んでいます。バッハともテレマンとも違う独特の節回しです。

  当録音の単売     ゼレンカのレクイエム こちらもゼレンカの宗教曲
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その48

ヴィヴァルディのチェロソナタが収録された、48枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

ヴィヴァルディ
 チェロ・ソナタヘ長調
 チェロ・ソナタイ短調
 チェロ・ソナタホ短調
 チェロ・ソナタイ短調
 チェロ・ソナタト短調
 チェロ・ソナタ変ホ長調

チェロ・・・アンナー・ビルスマ
通奏低音チェロ・・・鈴木秀美
チェンバロ・・・ジャック・オッホ

 ヴィヴァルディが3日連続となっています。ヴァイオリン協奏曲、シンフォニア、と来て、今日はチェロ・ソナタです。独奏は、この50枚組みのシリーズではボッケリーニ以来の登場となる、ビルスマです。

 チェロの音質は、いかにもバロックの楽器という感じでガット弦を使った独特の響きがしています。たしか、この頃はゴフリラーという楽器を使っていたのではないでしょうか。後のセルヴェを使って録音した演奏よりも、素朴な感じがします。しかし、決して地味なわけではなく演奏は実に自在です。チェロという楽器の不自由さを感じさせない、伸び伸びとした演奏は大変魅力的です。

 バロック時代のソナタでは通奏低音がチェンバロとチェロ、となっていることが多いです。たとえばヴァイオリンソナタでは、ヴァイオリン、チェンバロ、チェロ、という組み合わせになります。このときのチェロはあくまで伴奏楽器です。

 しかし、チェロソナタとなると多少状況が変わってきます。チェロ×2、チェンバロ、という編成になります。この場合、第二チェロは、伴奏という立場を超えて、2つめの独奏楽器という役割もになうことになります。実際に、楽章によってはチェンバロなして、チェロの二重奏のようになっているところもあります。第二チェロは鈴木秀美さん。師弟関係の二人だけあって、音色やアーティキュレーションがよく似ていて、好ましいアンサンブルになっていると思います。

  当録音の単売  こちらは鈴木さんの独奏 こっちのビルスマも面白い
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テーマ : クラシック
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ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その47

ヴィヴァルディの序曲と協奏曲が収録された、47枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

ヴィヴァルディ

 歌劇「バヤゼット」RV703序曲
 歌劇「オリンピアーデ」RV725序曲
 歌劇「ためされる真実」RV739序曲
 ヴァイオリン協奏曲ハ短調「Amato Bene」RV761 
 歌劇「館のオットーネ」RV729序曲
 協奏曲ヘ長調RV571
 歌劇「テンペーのドリッラ」RV709序曲
 歌劇「ファルナーチェ」RV711序曲
 シンフォニア ト長調RV149
 協奏曲ニ短調RV148
 歌劇「ジュスティーノ」RV717序曲
 
 指揮・・・クリストファー・ホグウッド
 ヴァイオリン・・・フェデリコ・グリエルモ
 ラルテ・デ・ラルコ

 ヴィヴァルディといえば、協奏曲やソナタ、ときどきアリアなどを聴くのが主で、序曲をこうやったまとめて聴いたのは初めてでした。オペラの序曲といっても、3楽章構成だったりするので、序曲というよりは交響曲に近い感じがします。実際ジャケットの英語表記はSinfoniaです。

 序曲の方は、独奏楽器がない分、オケが一丸となって突進するような、力強さというか、逞しさのようなものを感じます。急ー緩ー急の構成ですので、両端楽章がとくにそうです。ラルテ・デ・ラルコの演奏は、18枚目のCDのときに書いたのと同じ印象で、カラッと明るく、躍動的です。

 21トラックのところに来て、びっくりしました。RV709の第3楽章です。これは「四季」の春の第1楽の主題ではないですか。このなのもありなんですね。こういう曲をさりげなくはさんでいるところが洒落ていてよいですね。

  当録音の単売    ラルテ・デ・ラルコの演奏  もう一つラルテ・デ・ラルコ
  

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その46

ヴィヴァルディの協奏曲が収録された、46枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

ヴィヴァルディ

協奏曲集「四季」、「海の嵐」、「喜び」

指揮とヴァイオリン・・・ゴットフリート・フォン・デル・ゴルツ
フライブルク・バロック・オーケストラ
ザ・ハープ・コンソート

 「四季」を最初に聴いたのはイ・ムジチ合奏団でした。ソロはミケルッチでした。つややかな音色と一糸乱れぬアンサンブルに感動して、何度も何度もききました。そのときのLPレコードには「四季」のスコアが一緒に閉じられていて、それにかじりつきながら聴いた記憶があります。

 それから、30年くらいたった今、演奏法には大きな変化がありました。古楽器奏法はもう普通で、最初は妙だと思ったアーティキュレーションも、当たり前に聴けるようになってきました。ビオンディやカルミニョーラ、クレーメルなどの演奏を聴いてきた耳には、相当奇抜なものが出てきても、もうあまり驚かなくなってしまったような気がします。

 この演奏も十分刺激的なものですが、昔よりも聴く方に余裕がでてきているのでしょうか、独奏パートなんかは結構まとも、というかちょっと言いすぎかもしれませんが、正統派っぽく聴こえてしまいます。
 
 むしろ、このCDで目立っているのは脇役の方たちではないでしょうか。「春」の2楽章の犬のほえる音を模倣するところなんかでは、お構いなしに大音量で目立っていますし、通奏低音を担当するさまざまな楽器には妙に堂々とした存在感があります。トータルではやはりユニークな演奏になっていて、面白く聴けるヴィヴァルディのCDがまた一枚増えたような気がしました。

   当録音の単売   カルミニョーラも面白い   ビオンディの四季
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テーマ : クラシック
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ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その45

テレマンの協奏曲が収録された、45枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

テレマン 木管楽器のための協奏曲集
・リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調
・ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調
・2つのリコーダーのための協奏曲イ短調
・フルート協奏曲ロ短調
・オーボエ・ダ・モーレ、チェロのための協奏曲ニ長調
・オーボエ、ヴァイオリン、2つのフルート、2つのヴィオラ、通奏低音のための協奏曲変ロ長調

カメラータ・ケルン

 テレマンは大好きな作曲家の一人です。アルファベット順に並んでいますので、45枚目にしてようやくテレマンにたどりついた、という感じです。このCDには木管楽器が独奏楽器として使われている協奏曲が集められています。

 多作家で知られているテレマンの協奏曲の数は膨大です。私も好きだからといって、全部聴いたことがあるわけではありません。テレマンの協奏曲集のCDを買うと、その中にたいてい知らない曲が1、2曲はいっていて、新しい発見があります。(このCDはすでに単品で持っているものでしたので、新たな発見はありませんでしたが、、。)

 演奏は、この団体らしく、スピーディで切れ味のよいものです。最初の曲はテレマンの協奏曲の中でも有名なものですが、速いテンポで押しまくっていて、エキサイティングです。この芸風は、ムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏でも聴くことができます。ケルン、という町ではこういう演奏様式が流行っているのでしょうか?

 どの曲も独奏楽器の組み合わせが多彩で面白いです。バッハのブランデンブルグ協奏曲も、独奏楽器の組み合わせの妙味が興味深いですが、テレマンのそれに劣らず、奇想天外な組み合わせで楽しませてくれます。

  当録音の単売  こちらもテレマンの協奏曲集 MAKによるテレマン
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その44

スカルラッティのヨハネ受難曲が収録された、44枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

アレッサンドロ・スカルラッティ
「ヨハネ受難曲」

1. ヨハネによる、私どもの主イエス・キリストの受難の物語り
2. その時イエスは弟子たちとともに
3. 自分の身の上に起ころうとすることを
4. そこで、兵士らと千夫長とユダヤ人の下僕らが
5. シモン・ペテロともう一人の弟子が
6. 大司教がイエスに、弟子たちと教えについて訊ねた
7. シモン・ペテロは立って
8. 人々はイエスを、カヤファのところから
9. ピラトはまた官邸に入り、イエスを呼んで
10. こう言ってから、彼はふたたびユダヤ人のところに出て
11. そこでピラトはイエスを捕まえて鞭打った
12. そのあとピラトはイエスを許そうと努めた
13. 彼らはイエスと引き取って連れ出した
14. イエスの十字架の傍には
15. そのあとイエスは
16. ユダヤ人たちは

カウンターテナーと指揮・・・ルネ・ヤーコプス(福音史家)
カウンター・テナー・・・グラハム・プッシー(ピラト)
バリトン・・・クルト・ヴィドマー(イエス)

バーゼル・マドリガーリステン(フリッツ・ネーフ指揮)
バーゼル・スコラ・カントールム弦楽合奏団

 スカルラッティといえば、私にとってはアレッサンドロではなくて、ドメニコの方になじみがあるのですが、この50枚組みのシリーズではドメニコはなしで、アレッサンドロのみです。作曲者の選定にこだわりがあって、興味深いです。

 さて、昨日に引き続いて、カウンター・テナーを堪能できる1枚です。ルネ・ヤーコプスといえば、現在では指揮者として活動していますが、昔はカウンター・テナーの名手でした。いまでこそ、カウンターテナーの名歌手は沢山いますが、この録音の当時(1980年)、彼を上回るカウンター・テナーはいなかったのではないでしょうか。

 声楽の独唱パートとしては、カウンター・テナーとバリトンしか書いてありません。バッハのマタイ受難曲なんかよりはだいぶモノトーンの感じがします。ヤーコプスは福音史家を担当して指揮もしています。物語の進行を司る福音史家が出番が一番多いのですが、それをやりながら、指揮も担当する、というのは大変なことだと思います。

 声質は潤いがあって、大変まろやかで、柔らかいです。刺激的なところがなく、しっとりと丁寧に歌い上げている感じです。現在では、もっと激しくドラマティックに表現する歌い方もあるのかも知れませんが、これはこれで共感が持てます。器楽と合唱も真摯な演奏です。

  当録音の単売  ヤーコプスのCTが聴ける   クイケンとの共演
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その43

A.スカルラッティのカンタータが収録された、43枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

アッレサンドロ・スカルラッティ: ソロ・カンタータ集

Ombre Tacite E Sole
1. Adagio: Ombre Tacite E Sole
2. Lento: Con Piede Errante E Lasso
3. (recitativo): Qui, Tra Tenebre Oscure
4. Andante E Lento: Allor D'intorno A Te

Il Genio Di Mitilde
5. Recitativo: Il Genio Di Mitilde Mente Non V'e
6. Aria. Spiritoso: Tante Il Mar Non Ha Procelle
7. (recitativo): Ella Muove Talor Per Vie Romite
8. Aria. Allegro: Cosi D'amor Lo Strale Fugga

Daniels, David - Perche Tacete, Regolati Concenti?
9. Sinfonia
10. Allegro
11. (adagio)
12. (recitativo): Perche Tacete, Regolati Concenti?
13. Aria: Alla Mano Che Dotta In Voi Scherza
14. (recitativo): Ma Che Dissi?
15. (aria): Tra Le Fiamme Del Mio Duolo
16. (recitativo): Ne M'ascolti, Crudele
17. Aria. Largo: Dormi, Mi Sappi Almen
18. (recitativo): Ma Tiranna, Tu Dormi
19. (aria): Deh Pensieri In Me Si Schieri

Daniels, David - O Pace Del Mio Cor (first Setting
20. Recitativo. Adagio: O Pace Del Mio Cor
21. Aria. Lento. Spunta L'alba E Nasce Il Sole
22. Recitativo: Porta Il Piede Vagante
23. Aria: La Pace Del Mio Cor

Il Rosignolo (first Setting)
24.(allegro): Il Rosignolo Se Sioglie Il Volo
25.(recitativo): Vola Dal Mirto Al Faggio
26. Aria: Col Tuo Mesto Mormorio

Daniels, David - Infirmata, Vulnerata (motet)
27. Largo: Infirmata, Vulnerata
28. Recitativo: O Care, O Dulcis Amor
29. Largo: Vulnera Percute, Transfige Cor
30. Aria. Andante: Cur, Quaeso, Crudelis
31. Recitativo: Vicisti, Amor
32. Allegro: Semper Gratus, Desiderabilis

カウンター・テナー・・・デイヴィッド・ダニエルズ
指揮とチェンバロ・・・ニコラス・マギーガン
アルカディアン・アカデミー

D.ダニエルズのカウンターテナーを聴く、1枚です。ジャケットにはソプラノとかアルトとかは一切書かれておらず、CDを聴きはじめてみて、おや、と思って調べてみたら、カウンターテナーでした。

 カウンターテナーは見た目の風貌と、声の質のギャップが刺激的で不思議に感じることが多いです。つまり、こんな人からこんな声が、、という驚きというか、意外性が面白いです。ダニエルズもそのパターンで、写真をみると朗々としたテノールかバリトンか、と思うのですが、実際の声はアルトをさらに豊かにしたような声で、びっくりです。

 それはともかく、美しい声です。技術、表現力の両面で大変素晴らしく、感動しました。速い曲では躍動的、ゆったりした曲では陰影に富んだ、彫りの深い表現力が魅力的です。伴奏も多彩で、チェンバロとチェロ、リュート、オルガンを使い分けています。それによって曲想が単調にならず、飽きることがありませんでした。

   当録音の単売      こんな顔の方です    多彩なレパートリー
    

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その42

サント・コロンブのヴィオラ・ダ・ガンバの作品が収録された、42枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

サント・コロンブ:ヴィオール作品集

 ・7弦ヴィオールによるプレリュード
 ・クプレ
 ・「再発見」
 ・「語り合い」
 ・「書きかえ」
 ・「トンボー」
 ・「嵌め込み」
 ・「威厳」
 ・「大急ぎ」
 ・「変化」
 ・「心移り」

ヴィオール・・・ヒレ・パール、ロレンツ・デュフトシュミット
テオルボ・・・リー・サンタナ
バロック・ハープ・・・アンドルー・ローレンス=キング

 ジャケットの記載は相変わらず情報が不足しています。演奏者に4人の名前がありますが、何の楽器かが書いていません。さらに、デュフトシュミットのつづりは間違っています。そんな状態で聞き始めました。

 ヴィオラ・ダ・ガンバが主役のCDは多分50枚中、始めてだったと思います。現代のオーケストラにはない、この情緒豊かな楽器の音色をじっくりと味わうことのできる1枚だと思います。

 当然ですが、チェロなんかとは全然趣が違っています。音量なんかはそんなに大きくないのかも知れませんが、低音の広く深い音色から、高音域の軽やかで爽やかな音まで、大変音域が広く、表現力豊かな楽器だと思います。

 第4曲では、2つのガンバがこだまのようにフレーズをやり取りする場面があります。2台の楽器を離して録音したのでしょうか。異次元空間のような、とても不思議な雰囲気があります。

 冒頭に書いたように、使われている楽器がかかれていなかったため、伴奏楽器の音色が大変不思議で、リュートにしては普通と大分違うな、思って聴いていました。調べてみたら、テオルボとバロック・ハープでした。そういえば、ローレンス・キングといえば、ハープ・コンソートのリーダーです。ガンバとテオルボとハープ、この貴重で独特の組み合わせが醸し出す響きが面白かったです。

   当録音の単売  マラン・マレとサント・コロンブ ヒレ・パールはこんな人
  

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その41

ルベルのトリオソナタが収録された、41枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

ルベル

表題付きトリオ・ソナタ全集

「フローレ」
「ジュノン」
「ヴィーナス」
「リュリ氏へのトンボー」
「パラス」
「不死」
「アポロン」

アンサンブル・ルベル

 ジャン=フェリ・ルベル(Jean-Féry Rebel, 1666-1747)はフランスのバロック時代の作曲家です。パリの宮廷楽団でヴァイオリンの名手としても活躍しました。この曲集でもバロック・ヴァイオリンの華々しい技巧を堪能することができます。

 演奏は29枚目と同じ、アンサンブル・ルベル。団体名にもなっている作曲家の曲の演奏、というだけのことはあると思います。作曲者への熱い想い、というか気合のようなものが感じられる演奏です。表現のダイナミックレンジが広く、濃厚な表現です。

 ところで、このCDに入っている曲には全部表題がついています。フランスバロックの曲では、たとえばクープランやラモーの鍵盤楽器用の曲には表題がついたものが沢山あります。一方ドイツ・バロックの作曲家、たとえばバッハやテレマンなどにはそういう曲が少ないです。近代ではドビュッシーがピアノのための前奏曲集の各曲に名前をつけたりしています。お国柄のようなものでしょうか。

   当録音の単売   ルベルのヴァイオリンソナタ 当時のパリの宮廷音楽
   

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その40

ラモーのバレエ付きオペラが収録された、40枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

ラモー
バレエ付オペラ「ピグマリオン」

1.序曲
2.第1場 「運命の愛神よ、むごい勝利者よ」 (ピグマリオン)
3.第2場 「ピグマリオン、そんなことあって?」 (セフィーズ)
4.第3場 「何という色香、何という魅力!」 (ピグマリオン)
5.第3場 「わたし、何をみているの?どこにいるの?」 (彫像)
6.第4場 「愛神の力が」 (愛神)
7.第4場 エール
8.第4場 優美なガヴォット
9.第4場 メヌエット
10.第4場 快活なガヴォット
11.第4場 速いシャコンヌ
12.第4場 きわめて重々しいルール
13.第4場 3人の美神 (速いパスピエ)
14.第4場 リゴドン、快速に
15.第4場 彫像のためのサラバンド
16.第4場 タンブラン、強くそして速く
17.第4場 「われらは焦燥に身を委ねよう」 (人びとの合唱)
18.第4場 「この辺りの人びとが」 (ピグマリオン)
19.第5場 「愛神の勝利だ」 (ピグマリオン)
20.第5場 とぼけた遅めのパントマイム/きわめて速い第2パントマイム
21.第5場 「愛神よ、支配せよ」 (ピグマリオン)
22.第5場 エール
23.第5場 コントルダンス(ロンド)、快活に

指揮・・・グスタフ・レオンハルト
ラ・プティット・バンド
パリ・シャペル・ロワイヤル合唱隊

 3日連続でラモーです。解説を読むと、演奏者が皆すごい人たちだということがわかります。指揮はいまや古楽界の重鎮、レオンハルト。そして、オケのラ・プティット・バンドのコンマスはもちろん、S.クイケン。コーラス・マスターはフィリップ・ヘレヴェッヘ、チェンバロはアスペレン。1980年の録音です。この頃はこういう人たちが一緒に演奏したんですね。

 最初と最後の曲、それから7曲目から16曲目までが器楽のみの作品です。7-16曲はどれも舞曲の名前がついているので、きっとこの部分でバレエが行われたのでしょう。それ以外は声楽が入ります。

 ラモーの音楽もだいぶ体が慣れてきました。舞曲のところなんかのリズムにも自然に乗れるようになりました。12曲目なんかでソプラニーノ・リコーダーなんかが出てきても、もう驚きません。最後は打楽器も活躍して華々しく終わります。全曲を楽しく聴くことができました。

 しかし、冒頭の曲、オーボエの音がなんとなく鶏の鳴き声のように聴こえてなりませんでした。アレグロに入ってから、2羽の鶏が追いかけっこをして楽しんでいるうような情景がどうしても頭の中に浮かんで離れませんでした。一度そう聴こえてしまうと、なかなかイメージが頭から離れないものです。


  当録音の単売       レオンハルトのラモー  こちらもレオンハルト
    

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その39

ラモーの歌劇から管弦楽曲を抜粋した、39枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

ラモー

歌劇「プラテー」より管弦楽組曲
1.Ouverture
2.Air Pantomime - Fierement
3.Rigaudons
4.Contredanse (en Rondeau)
5.Passepieds
6.Tambourins
7.Air De Ballet (mouvement De Chaconne)
8.Passepieds
9.Orage
10.Air, Pour Des Fous Gais
11.Air, Pour Des Fous Tristes
12.Menuet (dans Le Gout De Viele, Pour Les Violons Se
13.Airs
14.Loure - Grave
15.Musette - Gracieux
16.Tambourins (rigaudons)
17Chaconne

歌劇「ダルダニュス」より管弦楽組曲

18.Ouverture
19..Air Gracieux Pour Les Plaisirs
20.Tambourins
21.Air Vif
22.Air - Grave
23.Air - Vivement
24.Air Gai En Rondeau Les Niais De Sologne
25.Tambourins
26.Sommeil - Rondeau Tendre
27.Le Monstre Sortant Des Flots
28.Gavotte Gracieuse/gavotte En Rondeau
29.Chaconne


指揮・・・ニコラス・マギーガン
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ

 オペラの中で演奏される曲だからでしょうか、曲調が多彩で面白かったです。特にこのCDでは曲によっては打楽器パートも加わって、聴く者を飽きさせない工夫があります。例えば4曲目と20曲目には太鼓がでてきます。大音量ではなく、ソフトな感じの音ですが、あるとないとでは曲の雰囲気はガラッと変わります。6、16、25曲目ではタンバリンが加わります。曲名がタンバリンと書いてありますから判りやすいです。

 昨日に引き続き、ラモーの曲です。1997年の録音ですが、演奏、録音ともに、昨日のクイケンのものよりは少しおとなしく聴こえました。それぞれに魅力があると思います。

 さて、この50枚組みCDではラモーの曲が沢山取り上げられています。(ヘンデルがほとんどないのとは対照的です。) 近年、にわかにブレイクした感のあるラモーですが、私には普段からあまり聴く機会がありませんでした。今回こうやって集中的に聴くことによって、ラモーの音楽に興味がわきました。これもこのシリーズのおかげだと思っています。

  当録音の単売       オペラ全曲のDVD       別演奏もあります
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX その38

ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)の歌劇からの管弦楽曲を抜粋した、38枚目のCDを聴きました。曲目と演奏者は以下の通り。

ラモー
歌劇「イポリートとアリシー」組曲

・プロローグ(7曲)
・第1幕(4曲)
・第2幕(3曲)
・第3幕(6曲)
・第4幕(2曲)
・第5幕(5曲)

指揮・・・シギスヴァルト・クイケン
ラ・プティット・バンド

 全部で27曲入っいて、ラモーならではの優雅でゴージャスな響きが楽しめます。でも相変わらずジャケットには詳細な説明はありません。このオペラはラモーの最初のオペラで、「フェードル」という劇が原作だそうです。全曲演奏すると3時間ほどですが、そのうち1時間弱が管弦楽曲ということになります。歌のない曲が結構たくさんあるオペラだと思いますが、当時は他のもこんなものだったのでしょうか。

 さて、演奏はクイケン率いる、ラ・プティット・バンドです。残響が豊かな場所で録音されているようですが、個々の楽器の音はしっかりと明瞭に聴こえていて、雰囲気抜群です。録音が1978年というので驚きました。最新のデジタル録音と比較しても全然古さを感じません。

 オーボエ、フルート、ファゴットが入れ替わり立ち代り出てくるのですが、音色はどれも深く温かみがあります。1つのパートを何人かで吹いているように聴こえるところもあります。バロックの管楽器の音色を楽しむには好適の1枚と思います。

 弦楽器の方は、明るくカラッとしていて、開放的で、伸びのびと弾いているような感じがするのですが、それでいて輪郭ははっきりしていて、付点のリズムの切れなんかもいいです。低弦も割と厚めの響きであるにもかかわらず、もたもたせずに軽快です。なかなかの好演だと思います。
 
  当録音の単売      このオペラの全曲  クイケンのVnでラモー
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